公務員の給料・福利厚生

【2023年】公務員の夏休み(お盆休み)は何日あるのか?

国家公務員の休日は「行政機関の休日に関する法律」で規定されており、土日や国民の祝日、年末年始はすべて休日となることが定められていますが、裏を返せば、それ以外の日は平日になります。

したがって国家公務員は、8月中旬頃のお盆期間においては、一斉に休むことができません。

地方公務員もこの法律に準拠していることが多いようです。

行政機関の休日に関する法律(抄)

(行政機関の休日)
第一条 次の各号に掲げる日は、行政機関の休日とし、行政機関の執務は、原則として行わないものとする。
一 日曜日及び土曜日
二 国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)に規定する休日
三 十二月二十九日から翌年の一月三日までの日(前号に掲げる日を除く。)

一方で、国家公務員には特別休暇として夏季休暇が定められています。夏季休暇は、7月から9月までの好きなタイミングで、原則として連続する3日の範囲内の期間で取得することができる休暇です。

この夏季休暇を使えば、祝日のないお盆期間でも3日間の夏休みをとることが可能です。

一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律(抄)

(休暇の種類)
第十六条 職員の休暇は、年次休暇、病気休暇、特別休暇、介護休暇及び介護時間とする。

(特別休暇)
第十九条 特別休暇は、選挙権の行使、結婚、出産、交通機関の事故その他の特別の事由により職員が勤務しないことが相当である場合として人事院規則で定める場合における休暇とする。この場合において、人事院規則で定める特別休暇については、人事院規則でその期間を定める。

人事院規則一五―一四(職員の勤務時間、休日及び休暇)(抄)

(特別休暇)
第二十二条 勤務時間法第十九条の人事院規則で定める場合は、次の各号に掲げる場合とし、その期間は、当該各号に定める期間とする。
一~十四 略
十五 職員が夏季における盆等の諸行事、心身の健康の維持及び増進又は家庭生活の充実のため勤務しないことが相当であると認められる場合 一の年の七月から九月までの期間内における、週休日、勤務時間法第十三条の二第一項の規定により割り振られた勤務時間の全部について超勤代休時間が指定された勤務日等、休日及び代休日を除いて原則として連続する三日の範囲内の期間
十六~十八 略

2023年のお盆休み(夏休み)は何連休?

2023年は、8月14日(月)~16日(水)まで夏季休暇を取得すると、土日祝日を含めて6連休になります。

新型コロナウイルスの対策緩和により、帰省や旅行に行かれる方も多くなるのではないでしょうか。

2023年8月

7/30

31

平日

8/1

平日

2

平日

3

平日

4

平日

5

休日

6

休日

7

平日

8

平日

8

平日

10

平日

11

山の日

12

休日

13

休日

14

夏季休暇

15

夏季休暇

16

夏季休暇

17

平日

18

平日

19

休日

20

休日

21

平日

22

平日

23

平日

24

平日

25

平日

26

休日

27

休日

28

平日

29

平日

30

平日

31

平日

9/1

平日

2

休日

ちなみに、8月7日(月)~9日(水)の夏季休暇と10日(木)の年次休暇を組み合わせることで、土日祝日を含めた9連休が実現可能です。

2023年8月

7/30

31

平日

8/1

平日

2

平日

2

平日

4

平日

5

休日

6

休日

7

夏季休暇

8

夏季休暇

9

夏季休暇

10

年次休暇

11

山の日

12

休日

13

休日

14

平日

15

平日

16

平日

17

平日

18

平日

19

休日

20

休日

21

平日

22

平日

23

平日

24

平日

25

平日

26

休日

27

休日

28

平日

29

平日

30

平日

31

平日

9/1

平日

2

休日