試験実施状況・倍率

2019年度(20卒)の公務員試験スケジュール

公務員試験は何月に始まり、結果が出るのはいつなのか?という方のために2020年卒の公務員試験スケジュールの流れをまとめました。

  • 筆記試験は4月から始まる
  • 説明会は極力参加しよう
  • 内々定が出るのは7月頃から

今回は2020卒の公務員を志望する方向けに年間スケジュールをまとめてみました。

公務員になるためにはいくつかの試験を受ける必要がある

公務員は国家公務員地方公務員の二つに分けることができます。

そして公務員になるためにはそれぞれの試験に合格する必要があります。

試験の流れは国家公務員試験と地方公務員試験でやや異なりますが、筆記試験人物試験の2種類の試験を突破しなければならないことは共通しています。

国家公務員試験の場合

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国家公務員試験の場合、最終合格者は各府省庁の採用面接を受ける必要があります。

最終合格したとしても採用面接で不採用となってしまった場合、採用漏れとなり、国家公務員になることはできません。

【2019年度の日程】

・第一次試験

国家総合職 2019年4月28日(日)

参議院事務局総合職 2019年5月3日(金)

裁判所事務官 2019年5月11日(土)

家庭裁判所調査官補 2019年5月11日(土)

衆議院事務局一般職 2019年5月11日(土)

国立国会図書館 2019年5月18日(土)

国家専門職 2019年6月9日(日)

国家一般職 2019年6月16日(日)

国立大学法人等 2019年7月7日(日)

・第二次試験

国家総合職(筆記)2019年5月26日(日)

国家総合職(人物)2019年5月28日(火)~6月14日(金)

参議院事務局総合職(筆記)2019年5月21日(火)

参議院事務局総合職(人物)2019年5月19日(日)~6月1日(土)

裁判所事務官(筆記)2019年5月11日(土)

裁判所事務官(人物)2019年6月11日(日)~7月8日(月)

家庭裁判所調査官補(筆記)2019年6月8日(土)

家庭裁判所調査官補(人物)2019年6月11日(火)~6月25日(火)

国税専門官(人物)7月11日(木)~7月19日(金)

財務専門官(人物)7月10日(水)~7月11日(木)

労働基準監督官(人物)7月16日(火)~7月18日(木)

国家一般職(人物)7月17日(水)~8月2日(金)

参考:

http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/shiken_nittei2019.pdf

【2018年度の日程】

国家総合職(第一次)2018年4月29日(日)

国家一般職(第一次)2018年6月17日(日)

国家専門職(第一次)2018年6月10日(日)

国立大学法人等(第一次)2018年7月1日(日)

地方公務員試験の場合

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地方公務員試験の場合、最終合格者は原則採用となります。

【2019年度の日程】

東京都庁Ⅰ類B(第一次)2019年5月5日(日)

東京都庁Ⅰ類B(第二次)2019年6月20日(木)~6月28日(金)

特別区Ⅰ類(第一次)2019年5月5日(日)

特別区Ⅰ類(第二次)2019年7月9日(火)~7月22日(月)

地方上級・市役所A日程(第一次)2019年6月23日(日)

参考:【2018年度の日程】

特別区Ⅰ類・都庁Ⅰ類B 2018年5月6日(日)

地方上級・市役所A日程 2018年6月24日(日)

市役所B日程 2018年7月22日(日)

市役所C日程 2018年9月16日(日)

一方、国家公務員試験と地方公務員試験に共通していることは、筆記試験のあとに人物試験が行われるということです。

合否判定に関しては、筆記試験で受験生を半分に絞り、面接試験でさらに半分程度に絞るケースが多いようです。

自治体によってはリセット方式(筆記試験の点数は第一次試験の合否判定にのみ用い、最終合格を決定するにあたっては二次試験の結果のみを考慮するという方式のことです。

そのため、筆記試験で満点を取ったとしても、二次試験で合格点に達しなければ、最終合格することはできません。

いくら人物試験に自信があっても筆記試験に合格しなければ自分をアピールする機会はありませんし、反対にいくら筆記試験に自信があっても、人物試験で自分をうまくアピールすることができなければ不合格となってしまいます。

POINT

筆記試験と人物試験の両方をバランスよく対策することが重要!

筆記試験は過去問を中心に対策しよう

筆記試験では、数的処理・現代文・英語・歴史・理科・時事といった教養科目から法律学・経済学・政治学・社会学・行政学などの専門科目まで幅広く出題されます。

特に数的処理・現代文・英語・法律学・経済学は問題比率が高いため、多くの受験生が得点源としています。

筆記試験の対策は、大学3年生の4月から始める方が多いようです。

問題の形式や傾向は例年似ているため、過去問を中心に演習し、苦手な箇所は参考書で随時チェックするやりかたで学習をすすめることをお勧めします。

POINT

過去問を解いて傾向を知り、対策を練ろう!

人物試験を軽視する受験生は高確率で落ちる

筆記試験さえ突破できれば公務員になれるでしょうか?

答えはもちろん「NO」です。

現在は面接試験の比重が大きい自治体も多く、いくら筆記の点数が良くても面接の結果が悪ければあっさり不合格となってしまいます。

また公務員と言っても国家総合職国家一般職といった国家公務員から、県庁・市役所職員といった地方公務員まで、その種類は多岐にわたります。

そのため仕事内容を深く理解し、自分はどんな公務員に向いているのかを知ることが大切です。

すなわち、筆記試験と並行して自己分析自治体研究といった面接対策を進める必要があります。

府省庁・自治体研究をする上では、説明会・インターンシップへの参加、OB・OG訪問などが効果的でしょう。

また人物試験では個別面接の他に集団面接グループディスカッションが行われる自治体も存在します。

集団面接やグループディスカッションは民間企業の就活でよく行われます。

そこで民間企業の就活も並行して行うことで、公務員志望者が苦手とする集団面接やグループディスカッションを一足早く経験しておくことも有効な対策となるでしょう。

POINT

説明会やインターンシップは積極的に参加しよう!

年間スケジュール

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2018年7月~

2019年度の受験生を主な対象とした説明会・インターンシップが開催されます。

各府省庁や自治体のホームページを随時チェックすることをおすすめします。

少しでも興味があれば、積極的に参加するようにしましょう。

思わぬ発見や魅力を感じて志望度が高まることがあります。

2019年4月末~

4月末からはいよいよ筆記試験が始まります。筆記試験は土日に行われることが多く、5月、6月に多くの試験が集中しています。

試験が続き体力的にも精神的にもつらい時期ですが、内定に向けてひと踏ん張りです。

参考:【2018年度の日程】

国家総合職(第一次) 4月29日(日)

特別区Ⅰ類・都庁Ⅰ類B 5月6日(日)

国家専門職(第一次) 6月10日(日)

国家一般職(第一次) 6月17日(日)

地方上級・市役所A日程 6月24日(日)

国立大学法人等(第一次) 7月1日(日)

市役所B日程 7月22日(日)

市役所C日程 9月16日(日)

またこの時期から本格的な面接対策に取り組み始める方が多いです。

2019年7月ごろ

国家総合職などの内々定(=実質的な内定)が出始めます。

多くの試験種では人物試験が行われ、あとは結果を待つのみとなります。

国立大学法人等採用試験市役所C日程を志望する方は引き続き筆記試験・人物試験の対策をすすめましょう。

2019年10月~

内定式が行われ、正式に内定となります。

この時期は多くの試験種で内定が出そろい、内定者懇親会などが開催されます。

一部の市役所や独立行政法人などでは引き続き採用活動を行っている場合もあります。

参考